歎異抄の旅(2)小野小町、平重衡の旧跡、そして法界寺へ|木村耕一

「なぜ、小野小町(おののこまち)が出てくるの?」 「『歎異抄(たんにしょう)』と関係ないじゃないか」と、思われるかもしれません。  それは、松若丸(まつわかまる・親鸞聖人の幼名)が9歳で出家した動機を知る手がかりになるからです。  青蓮院(しょうれんいん・京都市東山区)の庭園には、 「明日ありと 思う…