『架空の犬と嘘をつく猫』寺地はるなが描く、泣ける家族小説。毎日に疲れた時におすすめの1冊|熊野ねこ

遊園地のない世界は、つまらんもんね、と父は続けた。人間は、食うたり寝たりするだけでは、生きられん。 ほんとに。 文化を手にしてしまったわたしたちは、生きていく上で「拠り所」がとても重要な要素になってしまった。それは、物語だったり、アイドルだったり、はたまた仕事や家族だったりと、十人十色だけれど。 …