鷹村アキラ『えにし独楽』を時代物入門小説としてオススメしたい|まなみ

正直、時代物が苦手でした 文学部国文学科近世文学専攻、ゼミ担当の教授は江戸の出版文化の専門家でした。にもかかわらず、時代劇や時代物はどうにも難しそうなイメージで、エンタメとして楽しむこともなく、「水戸黄門シリーズ」の何話かを子どもの頃に観たかなあ……? といった程度。本当に時代劇・時代物に馴染みがあ…