エチオピア語エノク書(または第一エノク書)—第6章~13章 天使たちの堕落|みつうろこ

第6章  そのころ人の子らが数を増していくと、彼らに見目麗しい美人の娘たちが生まれた*1)。これを見たみ使いたち、(すなわち)天の子*2)たちは彼女らに魅せられ、「さて、さて、あの人の子らの中からおのおの嫁を選び、子をもうけようではないか」と、言いかわした。彼らのなかの筆頭たるシェミハザ*3)が言いだした。…