職人記|MO'RYO
八王子の髙橋は陰キャのチー牛で、令和の元年、若くして公務員となったが、ついに試用期間を終えることなく無職となった。彼は無類のラジオ好きであり、職を辞してからは構成作家を目指し、そういった作家の養成学校に通うでもなく、人と交を断ち、ひたすらラジオの投稿コーナーへ送るネタ作りに耽った。まずハガキ職人…