歴史・人物伝~松陰先生編⑱松陰の遺言書「留魂録」を託し、託されて|マイケルオズ@日々挑戦するオヤジ(フリーランスライター)

歴史・人物伝~松陰先生編の第18回、最終話です。 吉田松陰が、数多い弟子の中でも「同志」と認めていた人物は、入江九一と野村靖の兄弟だけでした。明治になって、野村のもとに一人の元囚人が訪ねてきました。かつて、松陰と同じ江戸の獄舎にいた沼崎吉五郎です。 沼崎が携えていたのは、松陰が処刑直前に書いた「留…