文学好きにどんぴしゃで刺さった宝塚作品たち|三宅香帆

宝塚を好きになって何がいちばん驚いたって、自分の好きな文学作品を題材にした演目がたくさん上演されていることだった。 『ベルサイユのばら』のイメージはあるし、なんとなく少女漫画を題材にすることがあるのは知っていた。『ロミオとジュリエット』みたいな有名演劇作品も。でも、まさかドストエフスキーや三島由紀…