【実験記録2-1】湯船の反響 ①|うしじま

湯船に肩まで沈めたとき、ようやく一日が終わった気がする。 正確には、終わったというより、剥がれた、に近い。仕事の時間は、皮膚に貼りついたシールみたいに、簡単には取れない。会議の声や、返せなかったチャットや、うまくいかなかった説明が、まだ体のどこかに残っている。指先とか、肩甲骨のあたりとか。触れば、…