透明人間化する自己ー抑うつの入り口|小野ほりでい

抑うつや極端な無気力、無感動は個人の生活や人間関係に支障をきたし、それを自認せざるを得なくなる決定的な契機を迎えるよりも前に、意識の水面下で穏やかに自己が無力化される段階を進行させる。 この段階では、自己がその内面、感情、主体性といった人間的要素を内部的に喪失し、他者にとっての自己、他者に期待され…