いつか月も旅先になるのだろうか-『100%月世界少年』|読書|荒野のポロローグ|TRANSIT JOURNEY
飛行機で海を渡るように惑星間航行の機体で月に降り立ち、物珍しげにその世界に踏み込んで行く日が来るとすれば、その背景には人類が存続しうる資源が月にあってのことだろう。 けれど、その資源をもただ消費し続ければ、再び人類は衰退の一途を辿る。 退廃的な空気の中で閃く鮮やかな色彩を描いたSF小説の読書記録。 …