今期の芥川賞有力候補?読み終わるまでイライラが止まらない第62回群像新人文学賞受賞作 「そこどけあほが通るさかい」 石倉真帆|繚光【リョウコウ】

思い返せば、 子供の頃というのはかなり残酷な時期だった。 何か酷い仕打ちをしたわけでもないのに、 広大な軟禁と言えるほど 狭い世界に中に閉じ込められている。 家を抜ければ、 地域の中を通り、 学校に辿り着く。 その日々はどう足掻いても、 大人の手の内からは逃れることはできない。 ましてやそこが田舎となれ…