「職業としての小説家」の中で村上春樹が語った「小説を書くことには向かない人」について考えたこと。|苦虫うさる

「何が言いたいかわかっている人」は小説は書かない。 正確には、村上春樹が「職業としての小説家」の第一回で「小説を書くことには向かない人」(P22)で上げた特性を自分なりに考えたものだ。 自分の頭の中にある程度、鮮明な輪郭を有するメッセージを持っている人なら、それをいちいち物語に置き換える必要なんてあ…