後白河法皇㉙|坂本晶の「後悔するべからず」

『平家物語』では、義経の「鵯越の逆落し」に より平家勢が一気に崩れたように描いている。 しかし義経が払暁に奇襲をかけ、範頼軍が生田口で午前6時に攻撃をかけたなら、義経の奇襲と範頼の攻撃にはほとんどタイムラグがないことになる。 それで平家勢がしばらく攻撃をしのいだのなら、義経の奇襲は、すぐには平家勢の総…