呪いの臭み #毎週ショートショートnote|ささざめ
「うわっ、なんですかこのにおい!」 部室の扉を開けた僕は、強烈な悪臭に顔をしかめた。 「やあ、遅かったじゃないか」 3年の先輩たちは卒業していき、部員はもう二人だけとなったオカ研部室。真っ黒なローブ(近所のホームセンターで買ってきた布切れで作ったもの)を身にまとった先輩が、グツグツと煮立った鍋をか…