自分からの自由|笹田 峻彰

言語化をするということが、どうやら苦手らしい。するすると言葉が流れ出てくることもあるが、錆びついた歯車のように、脳の回転がうまく噛み合わない時がある。人の前で話す機会が増えたからか、こうした悩みに敏感になっていた。 もう半年以上も文章を書いていない。毎日のように心の言葉を取り出すことをしなかったせ…