マティス展に関する覚え書 ー「メディア・アーティスト」としてのアンリ・マティスについてー|Shun Fushimi 伏見 瞬

 東京都美術館のマティス展での一番の発見は、アンリ・マティスが間メディア的な作家だったということだ。俗な用語を使えば、「メディア・アーティスト」である。マティスがメディアの性質と差異に感応する人物であったことに、今回の回顧展で気づいた。  https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_matisse.html  作…