茶道を学びたければ、とにかく水屋を学べ|武井 宗道

 茶の湯をするのに最も大切な場所の一つが水屋。車で言えば、座席が茶室で、水屋がエンジン。水屋がなければ何も始まらない。  よく有名な現代作家が「現代茶室」を作ったりするが、ほとんど水屋がない。座席だけ工夫を重ねても走らなければ車は意味を成さない。その車の特徴を最も発揮させるためのエンジンの改良にもう…