デイヴィッド・グレッグ『あの出来事』のためのノート2|谷岡健彦
デイヴィッド・グレッグとは、以前エディンバラを訪れたときに、共通の知人の紹介で一度挨拶を交わしたことがある。すっかり緊張してしまって、自分が何を話したかはまったく記憶にないのだが、グレッグの話す英語がとても聞き取りやすかったことは覚えている。スコットランド訛りのない標準的な英語だった。それもその…