第七章 名もなき教室と、はじまりの仕事|THE OLD SAILOR'S

朝の光は、昨日よりもやわらかく大地を包んでいた。 海は静かで、空気は冷たいが澄んでいる。 焚き火の煙が、まっすぐ空へ昇っていた。 マーベリックは流木に斧を入れていた。 力ではなく、木目を読むように刃を入れる。 乾いた音とともに、太い流木が美しく割れた。 その様子を、子どもたちが見ていた。 昨日出会った…