雨の前の日|toya

 夏至を過ぎたばかりなのでまだ辺りは明るい。スーパーで買い物を済ませ、マンションの郵便受けを覗くと、少し厚みのある封筒が入っていた。三沢は封筒を取り出して、差出人の名前を見た。北陸地方に住む伯父だった。  伯父には法事の連絡を送ったばかりだった。母親の七回忌を行うこと、遠方だから無理して出席する必要…