【連作短歌】 時間製造工場|瑞木理央 〜水の領域(短歌と詩)〜

いつの間にやらつぶれた店の跡地にはどこもかしこもセブンイレブン この国の時間を赤く塗りつぶす工場としてコンビニは建つ コンビニの本体よりも駐車場がだだっぴろくて暮れる郊外 クレジットカードを持たぬ大都市の貧者のためにFamiポートあり レジの人の笑顔に負けないやさしさでお釣りを受け取る右手が愛 通…