【連作短歌】 午前27時のLove Letter|瑞木理央 〜水の領域(短歌と詩)〜

目が合った瞬間(とき)をぼくらは忘れてる波打ち際で鳴るファンファーレ 誤字すらも可愛い君のmailから感染したい どうせ飛ぶなら ぼくたちの痛さ苦さも溶けてゆき溢れて海は永遠になる 吊り橋の上でぼくらは遥かなる波に呑まれぬように離れた 百億年のちの宇宙へ歌を産もう このまま君を滅ぼす前に 詩歌とは、媚…