「令和」とは、仲間を励ます言葉である|中川 康文

ふと時間が空いた月曜日の朝、何の気なしに「令和」の背景となった歌について調べるべく『万葉集』を開いていました。改めて前後を読むと、とてもいい言葉だなと思ったので、ちょっと紐解いていくことにしました。 詠まれた日の背景 「令和」という言葉が出てくるのは、『万葉集』の巻第五、梅花の歌三十二首の「序文」…