【#4 停滞】インマイヘッド|アララ

有楽町線に乗っていたそいつは、いつも通り携帯の画面を眺めていた。 そいつは、携帯が受信していく軽薄な男女の思いのたけや、パッションしかない男女の宣言を眺めるのが趣味で、いつだって携帯を開くと腹の中が重くなって、空腹を忘れた。そしてそれに満足していた。 習慣化しているという唯一の理由のもと、身体の奥が…