訳者(田中 文)あとがき『いま、希望を語ろう──末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」』|Hayakawa Books & Magazines(β)

 2014年1月、《ニューヨーク・タイムズ》紙に「私にはあとどれくらいの時間が残されているのだろう」と題したエッセイが載った。  執筆者はエッセイのなかで、自らの末期がんを告白しており、余命が不確かななかでどう生きたらいいかわからずに葛藤しながらも、やがて前を向き、仕事に復帰する決意をするまでの経緯を綴…