青より赤い|西原 広大|note

その人は眼鏡をかけていて、いつもTシャツではなくて、きちん襟のついたシャツを着ていた。そのくせデニムを履いていて、実際はちゃんとしたいのかどうか分からなかった。 「息がつまる」 それがその人の口癖だった。身なりには最低限を気を遣ってはいたものの、特段おしゃれを意識する風でもなかったので、シャツにデ…