短編 「永劫少女」|茜あゆむ
1、影を売った少女 光の満ちた午後、私は年の近い友人たちと、馬を駆って、遊んでいた。初めは幼心の対抗心からだった。誰が一番早く、あの丘に辿り着けるか。今では、誰がそんなことを言いだしたのか、思い出せない。私は風と共になる感覚がきらきらと眩しくて、どこまでだって走っていける気でいた。だから、いの一…