(十三)夢の中にはもう一つの幻想がある|みあんご!鎌倉と宮古島の占い師

高崎の実家に、主人と、主人の子どもたちと一緒に住んでいる。三人兄弟の末の女の子はまだ小さくて、小学生だ。長男は成人していて、私が呑みに行くのにいつも付き合ってくれる。十歳くらい年下の、血の繋がっていない青年を連れて歩くのは、なかなかいいものだ。 その日はすごい大雨が降っていた。目の前の碓氷川が氾濫…