アロマクエスト|(1)|異変−1|sai_taka
その日の朝、少年は目を覚ました。 昨日も夜更かしをしてしまったため、まだまだ眠い。 でも、そろそろ起きないと、学校に遅刻する時間だ。 いつもなら、「いつまで寝てるの!」という声がして、 母親がつくる朝食の匂いがしてくるはずだった。 どこかホッとする、そして、食欲をそそる香り。 しかし、今日はその香…