「山はお金がかからない」“サバイバル登山家”になって22年…なぜ服部文祥は廃村暮らし(電気なし、ガスなし、水道なし)を選んだか(稲泉連)

服部文祥さんが、『サバイバル登山家』を上梓したのは2006年。あれから15年、彼の暮らす廃村を訪れたのは、猟期が終わろうとする冬のある日のことだった。「小蕗(こふき)」という廃村で、薪やソーラーパネル、山の水によって自給自足していた。