【「諸概念の迷宮」用語集】アントニオ・ネグリのマルチチュード

21世紀に入ると、マルクスの「上部構造論(我々が個人主義の拠り所としている自由意志は、その実社会的同調圧力に型抜きされた体制側にとって都合の良い既製品に過ぎない、とする立場)」を(本来はそれによって論破しようとした)ヘーゲルの論法で逆手にとったこうした論法を、さらに逆手にとった様な新たなマルチチュー…