出版・読書メモランダム
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古本夜話1221 大鐙閣と木蘇穀訳『血縁』
実は『労働』に続いて、大正十二年六月に大鐙閣から「ルーゴン=マッカール叢書」の木蘇穀訳『血縁』が刊行されている。これは『近代出版史探索』193でふれ、同188の吉江喬松訳『ルゴン家の人々』にあたるが、『血縁』のほうが先行しているし、拙稿「天佑閣と大鐙閣」(『古本探究』所収)では書影も挙げておいた。やはり『…