古本夜話1334 満川亀太郎『三国干渉以後』

前回既述しておいたように、下中弥三郎『維新を語る』の出版をきっかけとして、維新懇話会が発足し、下中がその代表世話人となり、そのメンバーに満川亀太郎も名を連ねていた。 実はこの満川も『維新を語る』の翌年に平凡社から自伝『三国干渉以後』を刊行している。大正八年から昭和十一年にかけての『満川亀太郎日記』(…