古本夜話1351 笹井末三郎と柏木隆法『千本組始末記』

宮嶋資夫の『禅に生くる』では彼を天龍寺へと誘ったのは「笹井君」で、それをきっかけにして宮嶋はその毘沙門堂の堂守となり、仏門の生活へと入っていったのである。 この「笹井君」は笹井末三郎のことで、柏木隆法によって『千本組始末記』(海燕書房、平成四年)が書かれ、それを主要文献として『日本アナキズム運動人名…