モーリス・ルブラン「リュパンの告白」(創元推理文庫) 駆け出しの青二才が持つ若さと初心さがリュパンの魅力。

リュパンは長編のみならず数々の短編でも活躍して、豊富なトリックがミステリ・ファンを楽しませてくれる。本書はリュパン・シリーズの中でも最高の評価を受けている短編集であり、名作「赤い絹の肩掛け」を含め、「太陽の戯れ」「結婚の指輪」等全8編を収録している。アクションの痛快さと謎ときの本格トリックが融合した…