odd_hatchの読書ノート
id:odd_hatch
ガストン・ルルー「黄色い部屋の謎」(創元推理文庫) 人気新聞小説から20世紀初頭フランスの科学の体制化を読みとる。
1900年になったばかりの時代の探偵小説(1907年作)。 主要登場人物の一人、スタンガースン博士の研究テーマは「電気作用による物質の解離」「帯電物質に紫外線を照射して疲労を測定する方法」「差動蓄電式検電器」というものだった。最初のは、のちの密室での人間消失をひっかけていると思う。二番目はおそらく蛍光物質を…