ポーリーヌ・レアージュ「O嬢の物語」(講談社文庫) 心に怪物を持っている女性の身体に対する徹底的な無関心。

高名な作家が匿名で書いたポルノ小説。一時期はマンディアルグが作者ではないかといわれていたが、いまはどうなっているのかな(どこかの個人ブログに「数年前(2000年前後)になって編集者ドミニック・オーリーが自分であるとインタビューで認めた」との記述を発見)。 書かれたのが1954年と半世紀も前になっていて、個別…