レオポルド・ランケ「世界史概観」(岩波文庫) 「歴史理念」を持たない歴史学の始まり。でも本書はバヴァリア国がコーマ帝国の正当な継承者であると力説。

レオポルド・ランケが1854年にバヴァリア国王マクシミリアン2世に行った歴史講義の記録。マクシミリアン2世は1856年に死去。その後を次いだのが狂王ルートヴィッヒ2世。講義の直前の1848年ドレスデン革命にはワーグナーが参加。というわけで、高校2年の時に読んだ(文字をトレースするのがせいいいっぱい)本が、その…