斎藤喜博「君の可能性」(ちくま文庫)

なんとも懐かしい本が再刊された(といっても発行は1996年と昔のことだが)。もとは「ちくま少年図書館」という叢書の第3巻として1970年に発行された。その3年後、12歳で中学1年生だった自分は、夏休みにこの本を読んで読書感想文を書いた。それが市のコンクールで入賞した。授賞式は市の図書館で行われ、当日行われていた…