ギルバート・チェスタトン「ポンド氏の逆説」(創元推理文庫) 英国情報部員はパラドックスで煙をまく

1936年初出。政府の役人をしているらしいポンド氏は、目立たないながらも奇妙なことを口走る癖があった。それが下記のような逆説(パラドックス)。まずポンド氏がなにか逆説をいう。それはおかしいのではないか、と指摘する歓談者にポンド氏は奇妙なことではないことを説明する。同じシチュエーションで、アシモフ「ユニ…