ウィノカー編「SOSタイタニック」(旺文社文庫) 事故調査記録の極めて初期のもの、「失敗学」の初期のケーススタディ

1912年4月4日、当時世界最大の客船タイタニック号がイギリス・サザンプトンを出港し、ニューヨークを目指す航海にでた。乗客、乗務員は合計2208人。4月15日午前2時20分、氷山に衝突し、約2時間後に沈没。救助されたものは750人ほど。1400名弱が死亡した。海難事故としては最大規模であることと、当時最先端技術を結集し…