odd_hatchの読書ノート
id:odd_hatch
クロード・ドビュッシー「ドビュッシー音楽論集」(岩波文庫) ワグネリアンを脱したドビュッシーからみると、19世紀の音楽は間違いの歴史。
ドビュッシーは1862年生まれ。最初の成功は1894年の「牧神の午後への前奏曲」。20世紀に入ってから重要作をたくさん書いて、1918年に死去。この本は1901-1905年ころに雑誌や新聞に掲載した短文をまとめ、作曲者自身が編集して出版したもの。ほとんどが時評。こうしてみると、グスタフ・マーラー(1860-1911)、ワインガル…