odd_hatchの読書ノート
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淀川長治「自伝 上・下」(中公文庫) ハイカラな町神戸に生まれた映画少年の自伝。進駐軍兵士に英語で話しかけたら仲良くなって映画の仕事に復帰した。
自分はこの人の映画解説を子供のころからTVで見てきたので、彼の口調や笑顔はよく知っている。彼が語ると、出来の悪い映画にも面白そうに思える。映画そのものの悪口を言わないとか、上映する映画のかわりに俳優やカメラマンのことをかたるとか、、なるほど出来の悪い映画にもどこか発見するところはあるのだ、ということ…