ロス・マクドナルド「ファーガスン事件」(ハヤカワ文庫)

1960年初出の長編第14作にはリュー・アーチャーが登場しない。かわりに、ウィリアム・ガナースンという弁護士が登場。父がペンシルヴァニア出身、朝鮮戦争に出兵して帰国後弁護士資格を取得。ロサンゼルスの売れない弁護士。見た目や性格はアーチャーと変わりないみたい。ただ、ガナースンは妻帯していて、第一子が生まれ…