フーゴ・フォン・ホーフマンスタール「選集3 論文・エッセイ」(河出書房新社)-1「チャンドス卿の手紙」 遅れてきたドイツという意識がインテリを呪縛する。

ホーフマンスタールはリヒャルト・シュトラウスの歌劇の台本を書いたことくらいでしか知らない。ドイツ-オーストリアの19世紀末には興味はあるが、おもに音楽に対してであって、文学評論にはむかっていない。そのうえ、最近、詩が読めなくなった。「理系」の専門教育を受けたり、そのあとのさまざまな仕事で、言葉の意味は…