odd_hatchの読書ノート
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サルトル/ボーヴォワール「文学は何ができるか」(河出書房)
1964年、サルトルが「言葉」を発表した際、スキャンダルが起きた。すなわち、 「『ル・モンド』紙は、女流記者ジャクリーヌ・ピァチエによるサルトルとのインターヴィュの記事を発表したが、このときサルトルは、「飢えて死ぬ子供を前にしては『嘔吐』は無力である」、「作家たるものは、今日飢えている二十億の人間の側に…