odd_hatchの読書ノート
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ギョーム・ド・アポリネール「若きドン・ジュアンの冒険」(角川文庫) 才人が書いた13歳の性豪のかぐわしい匂いが横溢する遍歴物語。
アポリネールが匿名で書いたポルノグラフィー。 高校生のときに、堀口大學訳でアポリネールの詩集を読んだなあ。「ミラボー橋」を暗唱できたときもあった。自分の勝手な感想でいうと、アポリネールはボードレール、ヴェルレーヌ、ランボー、マラルメと続くフランス詩壇の系譜から少し離れたところにいるみたい。系譜を継ぐ…