ルートヴィッヒ・ベートーヴェン「音楽ノート」(岩波文庫) 「苦悩する天才」像でまとめられているが、ユーモア好きで小言ばかりの人間臭いところも散見。

ベートーヴェンは、当時の人と同じく手紙をたくさん出していて、それだけで一冊の本になるくらいの量になる。それとは別に、手帳や楽譜などの書き込みなどがたくさん残っている。というのも、耳疾疾患のために難聴になり、晩年は筆談になった。そこに書いている文章の多くは、本人ではなく、彼と話をしたい友人や弟子やク…