開高健「生物としての静物」(集英社文庫) 書斎とアウトドアで精選し、使い込み、壊し、修理し、繰り返し購入して、ほとんど身体そのものになった〈もの〉を紹介。

タイトルは「いきものとしてのせいぶつ」と読む。著者が書斎とアウトドアで精選し、使い込み、壊し、修理し、繰り返し購入して、ほとんど身体そのものになった<もの>をメーカーやブランド、商品名といっしょに紹介する。ものはほとんど身体であり、各所に記憶を蔵している。書斎で、これらの<もの>を前にして語るとき…