odd_hatchの読書ノート
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筒井康隆「家族八景」(新潮文庫)
七瀬は幼少のころから人の心(というか内話)を読むことができた。彼女の能力は他の人を恐怖させ(なんて勘の良い子ならまだしも、自分の心を読まれたことを憎悪する)、「掛け金をはずす」「掛け金をおろす」ことを意識的に制御して、自分の能力が知られないようにしていた。18歳になって、七瀬はお手伝いさんになる。見…